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不連続線「マスク着用、判断分かれる」

 尾鷲市と紀北町の中学校の卒業式が7日、行われた。卒業生のマスク着用について、尾鷲市は原則着用、紀北町は13日のマスク緩和を先取りした形で、国歌・校歌などの斉唱の場面を除き、原則着けなくてもよいとの方針で、判断が分かれた。

 尾鷲中では、卒業証書を受け取る時などには「マスクをはずしてよい」ということだったが、全員を確認してはいないものの、ほとんどの生徒が証書授与の場面でもマスクを着けていた印象。それでも、式が終わって体育館から退場し、見送りの1年生の人垣を通る時、マスク姿であったものの何人かの生徒のほがらかな顔が見られたのはよかった。

 小学校の卒業式は17日。政府が〝緩和〟する13日より後であることから、尾鷲市の学校も、合唱などの場面を除いて「マスクの着用は個人の判断」ということになる。花粉症や事情によりマスクをしている子どもはいるだろうが、多くの子どもたちが明るく、笑顔で卒業できればよい。

 尾鷲中の東地さんは答辞で「この経験をしてきた私たちだからこそできる未来をつくる」と決意表明した。困難の多かった中学校生活をバネに、将来活躍してもらいたい。

(M)

      3月 8日の記事

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