15日に行われた広域ごみ処理施設の基本計画に関する説明会。一部住民が冒頭から質問を繰り返し、段取りが大きく狂った。「まずは説明を聞いてほしい」と言えなかった事務局の姿勢にも問題はあったが、質問に対する回答の多くが、納得できるかは別にして、説明に含まれていた。事情が分からずに、素直に説明を聞きに会場に来ている住民もいたと思う。「聞く耳を持っていない」という印象を強くしてしまう。
出席者からはごみ量の確保、大気と飲み水への水質の影響、災害時への対応が大きな懸念として示された。ごみの量・質と施設規模に関しては、再検討の余地があるだろう。傾向として水分が多いという説明が策定委員会であった。ごみの重量はさらに減らせる可能性がある。施設規模は、一概に「小さくすべき」とも言えないが、事務局には最終段階でしっかり合理性を説明してもらいたい。
環境影響調査が継続中なので、大気や水質への汚染について現段階ではデータをもって説明することができない。事務局には、いわゆる生データを開示希望者に開示することを求めたい。公開することで「適切に取り組んでいる」ことのアピールにもなる。
(M)