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伊勢から熊野へ巡礼 200キロ踏破 各日参加者募る

 NPO法人大杉谷自然学校は9月19日(月)~10月2日(日)、令和4年度三重県魅力的な観光地づくり補助金事業で、伊勢から熊野へ「200キロメートル巡礼」を開催する=行程図=。
 
 熊野古道伊勢路は伊勢から熊野にわたる全長200キロあまりの長い巡礼路で、一部に世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」が含まれている。昭和10年代まで実際に巡礼に利用されており、現在も熊野街道・熊野古道と結ばれ、当時から続く1本の道が伊勢から熊野まで続いている。
 
 熊野古道巡礼復活プロジェクトの目的は、伊勢から熊野への巡礼旅を現代に復活させ、未来の可能性を探ることにある。第1弾は伊勢神宮から熊野那智大社・那智山青岸渡寺までの200キロを踏破する。
 
 1日目の集合場所は、午前9時50分におかげ横丁太鼓櫓。2日目以降は、午前9時に各宿泊地。部分参加、日帰り参加可能で、2日目以降の出発時間は各宿9時を予定。定員は各日先着20人。伴走者はないが、荷物などを次の宿泊所まで運搬する車両がある。講演会などもあり、熊野巡礼の未来の可能性を探る(参加費無料・申込不要)。
 
【行程と宿泊予定地】
  • 19日(月)伊勢~田丸(13キロ)    旅館栄亭
  • 20日(火)田丸~栃原(15キロ)    岡島屋旅館
  • 21日(水)栃原~滝原(16キロ)    かつみ旅館
  • 22日(木)滝原~大内山(16キロ)   民宿いづほ
  • 23日(金)大内山~東長島(17キロ)  ゆうがく邸
  • 24日(土)東長島~道瀬(16キロ)   民宿あづま
  • 25日(日)道瀬~尾鷲(22キロ)    アルベルゲ
  • 26日(月)尾鷲~三木里(13キロ)   ながらのおうち
  • 27日(火)三木里~二木島(14キロ)  海宿二木島
  • 28日(水)二木島~木本(14キロ)   ホームステイみたいな宿
  • 29日(木)木本~阿田和(15キロ)   フェアフィールドバイマリオット三重御浜
  • 30日(金)阿田和~浜王子(15キロ)  Cozy House in Kumano
  • 10月1日(土)浜王子~那智(14キロ)WhyKumano
  • 10月2日(日)那智~那智大社・青岸渡寺(7キロ)
 
【講演会】
  • 19日(月・祝)午前10時~10時20分、
    おかげ横丁太鼓櫓で、生熊みどり氏(熊野那智ガイドの会)による「熊野那智曼荼羅絵解」
     
  • 23日(金・祝)午後7時~8時45分、
    紀北町ふれあい広場マンドロで、伊藤文彦氏(イコモス文化の道国際学術委員会委員博士)による「巡礼体験との関係からみた熊野参詣道伊勢路」
     
  • 25日(日)午後7時~8時45分、
    熊野古道センターで、植野めぐみ氏(絵地図作家)と玉置侑里子氏(御浜町地域おこし協力隊)による「私たちが旅したサンティアゴ巡礼800キロメートル」
     
  • 10月1日(土)午後7時~8時30分、
    那智勝浦町体育文化会館で、生熊みどり氏・伊藤文彦氏・植野めぐみ氏に
    よる「伊勢路巡礼を終えて」
 
 
 参加費は、①熊野古道沿線市町在住か熊野古道ガイドの人でプロジェクトに賛同する人は100円/日(保険料等)。②それ以外の人は、1500円/日(保険料、ガイド代等)。食事、宿泊は各自で手配する。また、渡船代が発生する箇所もある。参加費は当日現地で支払う。
 
 参加希望者は、電話・FAX・メールで「熊野巡礼申込」と明記し、氏名(ふりがな)・性別・年齢・郵便番号住所・電話番号・メールアドレス・職業(あれば所属等)・参加希望日程・参加費①、②いずれに当てはまるかを記入し申し込む。
 
 申し込み・問い合わせは、NPO法人大杉谷自然学校(電話0598-78-8888、FAX0598-78-8889)。

      9月16日の記事

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