夏休み期間中にあった尾鷲高校まちいくの尾鷲市のフィールドワークで、「みんなの森」の現地視察に行く前に、「なぜ森に行かないか」という話し合いがあった。その中に「危険」という要素があったが、危険を察知し、回避する能力を育むことが必要だ。
市水産農林課の芝山有朋課長は、海での事故を例に、「流されてニュースになっているが、映像を見ると、自分ならこの海で泳ぐのは止めようと思う状況で事故が起きている」と話していたが同感だ。
森や山の危険というと、道に迷う、野生動物との遭遇、転落・滑落、落石などが考えられる。この時期はキノコもリスク要因。ただ、野生動物に襲われるケースを除き、知っておくこと、無理をしないことである程度、回避することができる。
今年も、ヤフーから寄付を受けられることになり、さらに整備が進むようになった。アスレチックを作るようなレジャー化した場所は想定していないというが、「ニコニコ広場」のような場を作るなら、木を利用したアスレチックのようなものがあってもよいと考える。体を動かして遊ぶ中で、これは(自分にとって)危ない、という認知力をつけるのに役立つのではないか。
(M)