本紙の「備えあれば」のコーナーではこれまでに、新宮市神倉のハローワーク新宮前の道路、紀宝町鵜殿の県道紀宝川瀬線を取り上げ、路面の傷みなどについて現状を伝え、道路管理者に対応を促してきた。路面の凹凸は、それだけで事故につながりかねず、見つかり次第、応急措置でも構わないので、急いで対応する必要がある。
20代のころ、バイクで国道を走っていた際、路面の轍(わだち)にタイヤをとられてバランスを崩し、あわや転倒という経験をした。車にはそれほど影響がない路面変化も、バイクにとっては大きな危険となることが多い。また、当地方では、新宮紀宝道路、すさみ串本道路など、大きな公共工事が長期間にわたって続いており、周辺道路は工事車両が頻繁に通行している。大型車両の通行が増えればその分、路面の傷みも早いため、道路管理者にはそのことも念頭に普段のパトロールを行ってほしい。
住民が発見した際、道路管理者が国や県であっても直接伝えるのは難しい。身近な市町村役場を通じて情報提供できる体制が構築しておくことが望ましい。庁舎内に”目安箱”のようなものを設置するのも一案では。
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