異例の早さの梅雨明けと猛暑。東京電力管内で夕方の電力需要がひっ迫する見通しとなったとして、26日から1都8県に電力需給逼迫注意報が継続されている。冷房の電力需要が大きいままで、夕方になると太陽光の発電量が減って厳しくなることから、午後3時から6時にかけて可能な範囲で協力を求めている。
計画停電や大規模停電を防ぐため、政府は2012年から電力需給逼迫警報の運用を始め、寒波の到来で今年3月に初めて警報が出されたが、発表が前夜で広く伝わらなかったことから、早めの節電を呼び掛けるために、5月の注意報を新設。予備率が5%を下回る見通しとなった場合に発令される。
県内で熱中症とみられる死者が発生し、29日には熱中症警戒アラートを発表。熱中症の予防にはエアコンによる適切な冷房管理や水分をとることが重要で、エアコンを使わないのが危険なことは言うまでもない。こまめに節電する事業所もあれば、人がいなくなっても扇風機を消さなかったり、昼間も玄関灯をつけっぱなしにするだらしないところもある。気を配ればわかることだが、全く気にしない。周囲を見ないようでは無駄は無くならない。
(J)