三重県尾鷲市のくまの体験企画は、新型コロナウイルスの影響で中止していた「紀伊半島みる観る探検隊」を令和2年2月以来、丸2年ぶりに開催する。4月は「第64回・65回磯崎・猪ノ鼻の史跡を訪ねて」、5月は「第66回・67回神々が宿る里・神木を歩く」を各2回(内容は同じもの)実施するにあたり参加者を募集している。
「磯崎・猪ノ鼻の史跡を訪ねて」は、4月7日(木)と17日(日)いずれも午前9時~午後3時に実施。参加費は2000円(引率料・保険料・通信費など)。定員は各回先着20人。案内人は向井弘晏さん(みえ熊野学研究会運営委員)、集合場所は熊野市の大泊駅。持参するものは、弁当、飲み物、雨具、帽子、常備薬など。駐車スペースがあり、申し込み後に参加案内を送付する。
内容は、大泊駅~磯崎町~磯崎神社~元宮~炭窯跡~猪ノ鼻灯台~猪ノ鼻城跡(電波探知機跡・狼煙場跡など)~照葉樹の森~芋畑跡~展望所~軍用道路跡~磯崎町~大泊駅(歩行距離5キロ、最大標高約167メートル)。猪ノ鼻城跡、狼煙場跡、電波探知機跡など、海防の歴史を探る。450年前からの海防拠点や芋畑の跡は今、人知れず森の中に眠っており、歴史ロマンを感じる旅となっている。
「神々が宿る里・神木を歩く」は、5月15日(日)と22日(日)いずれも午前9時~午後3時に実施。参加費は、2000円(引率料・保険料・通信費など)。定員は各回、先着15人。案内人は宇城公子さん、集合場所は御浜町の神木公民館駐車場。持参するものは、弁当、飲み物、雨具、帽子、常備薬など。申し込み後にアクセス方法などの参加案内が送付される。
内容は、神木公民館駐車場~杉山地蔵~木和田庚申塔~登り口~日与加久良大明神~降り口~なかよしステーション神木~八幡宮~神木のイヌマキ~西の宮~原の宮~梛の木~原地神社~宇城の宮~榎本出雲守墓碑群~善昌寺~夫婦杉~辻の宮~原地庚申塔~駐車場(歩行距離約7キロ、最大標高158メートルでなだらかな道が多い)。
御浜町神木には、古来よりたくさんの神々が祀(まつ)られ、地域の人々によって大切に守られてきた。全国第2位のイヌマキの巨木は狩の神として祀られ、梛の木、大杉、イスノキ、夫婦杉など、まさに神の木の里。人々の祈りの心を感じながら、神々が宿る神木を歩く。
当日は、いずれも雨天中止で山里や山道を歩くので、足元が不安定な場所や斜面もあり、トレッキングシューズと歩きやすい服装での参加をお願いしている。
申し込み・問い合わせは、くまの体験企画、紀伊半島みる観る探検隊実行委員会・内山裕紀子さん(電話090-7865-0771)。