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2月11日に15周年式典 登録前後を振り返る記念講演も

 三重県立熊野古道センターは2月11日(金・祝)午後1時30分から、尾鷲市向井の同センターで開館15周年記念式典と講演会を開く。

 同館は、2004年7月に世界遺産登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」のうち、三重県内を通る伊勢路や、東紀州地域の自然、文化などの魅力を伝えるため、紀北地区の中核的交流拠点として07年2月10日に開館した。毎年約10万人から12万人が訪れている。

 当日は午後1時から15分間、記念式典を行い、1時30分から3時まで、日本国内イコモス委員会会員、日本考古学協会会員として活躍している駒田利治氏が「熊野の魅力と世界遺産 登録の経緯と展開」をテーマに講演する。

 駒田氏は川越町出身。三重大学教育学部から立正大学大学院文学研究科に進み、県立高校の社会科教員を経て県教育委員会に異動。長年、文化財保護行政や国史跡斎宮跡の調査・整備に携わる。三重県の主要メンバーの一人として「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産登録に尽力した。

 講演では、1999年の東紀州体験フェスタから世界遺産暫定リストへの記載、イコモスの現地調査を経て世界遺産登録が決定した歩みや、長年にわたり古道の保全に尽力している各保存会や、熊野古道語り部友の会、みえ熊野学研究会などの登録への功績が大きかった団体の活動を振り返り、今後の展開を考える。

 定員は申し込み先着順で100人。参加希望者は同センター(0597-25-2666)に申し込む。締め切りは2月10日(木)。

      1月11日の記事

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