太地町は19日(水)午後1時30分~3時、町公民館第一研修室で講師に松井進氏(文化財保護審議委員)を迎え生涯学習講座「鯨遺産として残される鯨の墓、戒名などについて」を開催する。申し込みは14日(金)までに公民館に電話連絡が必要。
松井氏は太地町文化財保護審議委員で、近畿大学農学部水産学科卒業。1970年開館して間もない「くじらの博物館」に着任し、鯨類の長期飼育、博物館の創成に奮闘。その後、太地町役場に勤務。著書に「目で見る新宮・熊野の100年」(共著)「和歌山県太地町における鯨文化史考」「鯨料理の文化史」(執筆協力)等がある。
今回の講座は、鯨の墓や戒名(過去帳)の所在と地域住民の鯨への信仰、当時の時代背景について考察する機会となっている。
申し込み・問い合わせは、太地町公民館(電話0735-59-2335)。