本人になりすまして「銀行口座から勝手にお金を振り込む」「クレジットカード番号を使って勝手に買い物をする」「友人や知らない人にコンピュータウイルスをメールで配布する」「ウェブページに考えてもいない意見を書き込み、本人や友人の名誉を傷つける」…。不審なメールによる情報漏えいや個人情報の流出など、生活に影響を及ぼすサイバーセキュリティに関する問題が多数発生している。
インターネットやスマートフォンの普及でずいぶん便利になったが、ユーザIDやパスワードを盗み出して悪用する者が後を絶たない。誰もが安心してITの恩恵を受けるためには、スマホ本体をはじめ、パソコンやスマホの中にあるさまざまな情報を守ることが大切になる。
2月1日からサイバーセキュリティ月間が始まった。3月18日までのおよそ1か月半、政府や関係機関では普及啓発を強化。内閣サイバーセキュリティセンターではイベントなどのほか、ホームページで関連のハンドブックを公開。OSやアプリを最新の状態に保つことやセキュリティソフトの活用などを呼び掛けている。自身のパソコンやスマホを点検してはどうだろうか。
(J)