７月７日で閉店 在庫２０～８０％オフセール中
約５０年間「ありがとう」
「いいお客さんに恵まれて今日がある。一生懸命やらせてもらった。力を抜くことなく、人様に優しくしてもらった分、お返ししながらやってきました」ー。店主の東淳子さん（８２）が開店当初から約５０年間携わってきたお店が、今月７日でその歴史に幕を閉じる。
タイヤやホイールをはじめあらゆるカー用品を取り扱い、取り付けやオイル・タイヤの交換などさまざまな作業を行う。同店を経営する(株)御浜商会が昭和４５年１月に設立し、イエローボーイ開店時は同市高森にあったが、平成１６年１２月に現在の場所に移転。当初は地域にホームセンターなどもなく、みんな車のために働いていたような時代だったという。
「車の町医者」のようなお店を目指して、大きなことはできずとも、小さいことを丁寧にやっていこうと心掛けてきた。時が経つとお客さんが結婚して子どもを連れて来たり、都会に出て帰ってきてまた来るようになったりと「良き思い出がいっぱいありました」。
東さんは「みんなおばちゃんと言ってくれるのがうれしくて。今まで支えてもらって、ありがとうございました。また顔を合わせた時はよろしくお願いします」と伝えている。また、「人間は元々優しいですよ。本当に皆さんに気づかってもらって」とほほ笑んだ。
７日までは閉店セールとして、在庫品に限り２０～８０％オフになっている。
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