お客さまに「笑み」をプラス
新規オープン ヘアケアに自信
３月３１日にオープンしたばかりの美容室「Emi＋」（エミタス）。那智勝浦町出身のオーナー・畠山直之さんは、地元の高校を卒業後、スーパーセンターオークワ南紀店内の「美容プラージュ」に勤めながら、通信教育で美容師免許を取得。１７年間のうち８年間は店長を任されるなど経験を積み、後輩の育成にもあたった。
このたび独立して店を持つことになったが、店名の由来を聞くと、１０年前の紀伊半島大水害がきっかけと語る。当時勤めていた店が断水によりシャンプーができず、カットのみで営業していたが、そのカットのみでも笑顔になってくれた人たちのことが印象に残ったという。「自分のやっている仕事でお客さまを笑顔にできるんだ」と誇りを持った。そして、「繰り返す日常の中に楽しみを、いつもの毎日に笑顔（エミ）をプラスしたい」という思いで名付けた。
同店はヘアケアに力を入れているのが特徴の一つ。カラーや縮毛矯正など傷みやすい施術のダメージを最小限に抑える薬剤を使用し、一人一人の髪の悩みに応じての施術が評判。老若男女が利用していた前店舗での経験が生き、「男性の施術も得意なのでぜひどうぞ」と話す。
現在は１人だが、ゆくゆくはスタッフを雇用することも考えている。「人を育てることで自分自身も成長していき、たくさんの人を笑顔にすることができれば」と常に前を向いている。
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