新宮市出身のピアニスト森岡薫さんが、少年ベートーヴェン１４歳の作品「ピアノ協奏曲第０番」を国内盤初CDとして、昨年１２月２３日に発売した。森岡さん自身４枚目のCDで、価格は2200円。全国レコード・CD店、アマゾンはじめインターネットで発売中。

 

　独自のピアニズムを駆使し、楽壇の注目を集めている森岡さんが、ベートーヴェン生誕２５０周年の節目の年である昨年、東京芸術劇場で演奏した貴重なピアノ協奏曲のコンサートライブを収録している。

 

　「ピアノ協奏曲第０番WoO４」ベートーヴェンのこの作品の失われたオーケストラパートは、スイスの音楽学者ウィリー・ヘスが補筆して完成し１９４３年にドイツで初演がなされた。第３楽章からなる作品。少年のころのベートーヴェンに寄せられた喝さいが目に浮かぶような華やかで技巧的な作品だ。

 

　森岡さんは、１９９５年、昭和音楽大学ピアノ科へ入学。小池純江、カルラ・ジュディチ（１年間）の諸氏に師事。同大学ピアノ科首席卒業の折特別賞を受賞。卒業演奏会、読売新聞社主催新人演奏会に出演後、渡欧。同年オーストリア国立モーツァルテウム音楽院（ザルツブルグ）ピアノ科に入学。ペーター・ラング、ペーター・フォイヒトヴァンガーの各氏に師事。２００５年、同大学卒業。２００３年から在学中よりソロリサイタル、同伶会推薦コンサート、チャリティコンサート、Ｄｕｆｔジョイントコンサート等、演奏活動に入り現在、ソリストとして演奏活動を行っている。

 

　２０２０年６月１７日発売の3rdCDオールバッハ作品も好評発売中。なお、各CDは森岡司法書士事務所でも販売している。

 

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（森岡司法書士事務所）