バッハのピアノ協奏曲に挑戦
憧れの世界を情熱的に表現

 

　新宮市出身のピアニスト・森岡薫さんのサードＣＤ～バッハとともに～が全国レコード・ＣＤ店で発売。独自の世界観で譜面を読み解き、幼い頃から憧れていたバッハの作品をロマンチックに表現する。サントリーホールでのライブ演奏も収録。

 

　森岡さんは、旧千穂小学校（現在の神倉小学校）、緑丘中学校、新宮高校出身。昭和音楽大学を主席で卒業した後、オーストリアの音楽芸術大学へ入学する。現在は及川音楽事務所に所属し、雑誌や書籍など幅広い活動を行っている。

 

　聞き手がドキドキするような演奏を心がける森岡さん。形式を重視した音楽の父・バッハの熱い人間性を感情的に表現しながらも、「最後は形式に当てはまり、誰もが納得して終わる」と述べ、「バッハの曲は、真面目だけれども面白い。気軽に聴いていただけたら」と呼びかけている。同アルバムに収録された曲名は次の通り。