御浜町下市木の町福祉健康センターで６日、集団特定健診・後期高齢者健診・若年者健診が始まった。初日のこの日は約１４０人が予約し、年に一度の検査を受けた。

 

　健診は問診、身体計測、血液検査、尿検査、血圧検査、貧血検査、心電図検査、眼底検査（基準に該当する人のみ）など。受診の１年後に「健康年齢通知」が届き（７４歳まで）、集団健診会場では骨密度検査を無料で、また６月中は体内バランスや骨形成などがわかる電解質・カルシウム検査が無料で受けられる。健診の結果によっては食事や運動などの生活改善のサポートもある。

 

　今年から基本の検査についてはすべて受診料を無料とした。住民への聞き取りなどから、同町に多いみかん農家の繁忙期を避け、なるべくたくさんの住民が受診しやすいようにと受診期間を１か月早め、三重県の受診期間より一足早い６月から早期健診を始めた。また２日間のみ、今まではなかった１９～３９歳の若年者健診も実施した。

 

　同町の受診率を見ると、平成２８年度は県最下位の２４.６％だったが、さまざまな取り組みの結果昨年度は５２％を超えた。このことから国・県からの交付金が増額され、本年度、対前年比で国民健康保険税が１２％減税され、住民への還元となっているほか、健診料の無料化につながった。

 

　今回受診するとティッシュペーパー、ラップ、エコバッグなどの粗品プレゼントと、最大３万円の商品券の当たる抽選の対象になるなど特典もある。担当者は「前日まで電話で予約できますので、この機会にぜひ参加してください」と呼び掛けた。

 

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今後の実施日程は次の通り。