防災について分かりやすく学ぶ授業が5日、紀宝町立神内小学校であった。三重県学校防災アドバイザーの大須賀由美子さんが、紙芝居やかるたを使い、有事の際に取るべき行動や日ごろの備えについて伝えた。
授業は1、2年生の10人が対象だったため、「地震とは何か」「揺れを感じたらどうすべきか」といった基本的な内容から入った。学校、自宅、通学路とさまざまな場所で震度5弱の揺れに巻き込まれた設定の紙芝居の読み聞かせをしつつ、場面ごとに「机にもぐって足を抑えよう」「自動販売機の向こうに空きスペースがあるよ。ここに移動しよう」と対応を助言した。
かるたは県が制作したものを使用。「海からの 距離より高さ 逃げる基準」「抜かりなく 地震に備え 家具固定」などと五七五調のお題を詠んで理解を促した。
大須賀さんは「日本は地震大国。ここに生まれた以上、学んだことを保護者と話して、備えを一緒に考えてほしい」と呼び掛けた。川口葵さん(2年)は「家で防災バッグに必要なものを詰めている。津波が来たらすぐ逃げるようにする」と応じた。
町沿岸は津波浸水区域に指定されており、町は年齢を問わず防災意識の啓発を目指している。
