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熊野速玉大神市内巡る 神馬渡御式 阿須賀から御旅所へ

 新宮市の熊野速玉大社例大祭初日の15日、午前中の「本殿大前ノ儀」に続き、午後からは「神馬渡御式」(しんめとぎょしき)が斎行(さいこう)された。主祭神である熊野速玉大神(くまのはやたまおおかみ=イザナギノミコト)の陸渡御。同大社に戻った後、熊野川沿いの御旅所に設置された「杉ノ仮宮」で神事が行われた。
 
 神馬渡御式は午後2時に開始。上野顯宮司が懐に熊野速玉大神の御霊を捧持し、白く美しい毛並の神馬が先導する形で行列を作り、阿須賀神社へ向かった。
 
 同神社では、御霊を迎えて神幸祭。いずれも神倉小学校5年の上岡菫さんと野尻夏楓さんが神子(かみこ)として「神鎮めの神楽」を奉納した。この後、神馬に鞍(くら)が装着され、御霊が遷(うつ)された。一行は神社を出発し、同大社へ戻った。 
 
 再び同大社で神事が行われた後、一行は大社の西約1キロの乙基(おとも)の御旅所に向かい、神事を斎行。御旅所に設けられた杉ノ仮宮は約2メートル立方で、杉の葉などで作られ白幕が張られた素朴な祠(ほこら)。御霊は神馬から仮宮に奉安され、神職らは仮宮前に敷かれたござに座って神事を行った。
 
 上岡さんと野尻さんが神鎮めの神楽を奉納。松明(たいまつ)、掛け魚(赤い魚を塩漬けにしたもの)やおみたま(玄米を炊いてつき、丸めたもの)などの特殊神饌(しんせん)を供え、上野宮司が祝詞を奏上。
 
 日が暮れ始める頃に本社へ戻り、例大祭初日の日程を終えた。

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