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恵みに感謝し発展願う 木霊塔建立供養式 新宮木協

 新宮木材協同組合(植松浩理事長)は15日、新宮市あけぼのの新宮木材会館で第67回「木霊塔建立供養式」を営んだ。同市熊野川町産の130年生以上の木肌の美しいスギを使った木霊塔(長さ4メートル、30センチ角)が披露され、組合員らが自然の恩恵に感謝するとともに、業界のさらなる発展を祈願した。
 
 同供養式は1951年に始まり、当初は新緑豊かな5月ごろに開催。1963年からは新宮商工祭(現・新宮秋まつり)の協賛行事として10月15日に行っている。会場は当初、本廣寺山内だったが、1969年から3年間は木材会館近くの小公園に移り、1972年からは木材会館建設に伴い、会館前庭で開催している。なお、1954年から1961年までの8年間と1988年は開催を中止している。
 
 今年は、浦木林業株式会社の泉諸人会長が献木した。同社からの献木は、1972年に5代目浦木清十郎氏が提供して以来、54年ぶり2回目となった。
 
 式典では、本廣寺の清水文雅住職による読経のあと、泉会長が祭文を読み上げた。先人たちが長年にわたり山や木を育ててきた歴史を振り返り、「木材業界を取り巻く環境は厳しいが、新たな挑戦の機会と捉え、木の温もりや強さ、環境に優しい素材としての価値を広く伝え、暮らしの中での木材利用を増やしていきたい」と述べた。
 
 植松理事長は式辞で、長年の同社の歩みに敬意と感謝を表し、「世代は改まっても、山を敬い木を慈しむ心は変わることなく受け継がれている」と伝えた。また、「木材業界の伝統を未来へつなぎ、次の世代に誇れる地域を築いていくことがわれわれの使命」と決意を述べた。
 
 上田勝之市長、米田拓司東牟婁振興局長が祝辞を寄せ、閉会した。このあと、同協会と紀南木材新緑会が主催する第48回「児童・生徒木工工作コンクール」の表彰式が行われた。最後には約5俵(約300キロ)のもちが盛大にまかれ、集まった近隣住民らが手を伸ばしていた。

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