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新宮市議会に抗議書 6月定例会の議会運営巡り 元市議の5人

 新宮市議会6月定例会の議会運営を巡り、個人を対象とする発言や不規則発言、感情的な応酬が繰り返され、議場の秩序が著しく乱れたことに市民から批判の声が上がっているのを受け、元市議の田花操さん、前田治さん、松畑玄さんは30日、市役所を訪れ、東原伸也議長あてに抗議書を提出した。奥田勲さん、松本光生さんを含めた5人の連名としている。東原議長が公務のため、榎本鉄也副議長が応対した。
 
 抗議書では、6月16日の一般質問で大西強議員が市長選挙時の人事評価制度に関する約束や応援の経緯、市長の過去の行為に関する内容の発言の中で不規則発言があり、同25日の最終日にも大西議員は議事進行を求め、自身の一般質問中の発言を制限しようとした議長の対応に不満を示し、その後の一般会計補正予算に対する反対討論や、市長の閉会あいさつ中にも不規則発言を続け、議場が混乱したことを問題視。地方自治法により議長は議事を整理する権限と責任を負っていること、また、新宮市議会会議規則でも議長は会議を公正かつ円滑に運営し、議場の秩序を維持する責任が課せられているにもかかわらず、6月定例会では議場の秩序は乱れ、議長は制止を行ったものの、混乱を収拾することができず、その結果、議会の品位は大きく損なわれ、市民の議会に対する信頼を失墜させた、と指摘した。
 
 さらに、発言制止や注意の対象とその対応については、一貫性や公平性に欠けるとの疑念を招き、市民から議会運営の公正性そのものに対する不信を抱かれてもやむを得ない状況となったことも挙げ、このような議会運営は議長の責務を十分に果たしたものとは到底評価できず、極めて重大な問題で断じて看過することはできない、とした。
 
 その上で、
  • 公平・中立な議事運営を徹底し、議長としての責務を厳正に果たすこと
  • 個人への誹謗中傷(ちゅうしょう)、名誉を棄損するおそれのある発言と不規則発言は発言者の地位や立場に関わらず、同一の基準により厳正に対処すること
  • 発言制止、議事整理と懲罰手続きの運用について、恣意的との疑念を一切生じさせない透明かつ公正な運営を確立すること
  • 議会運営委員会で6月定例会の議会運営を徹底的に検証し、その結果を公表するとともに、具体的な再発防止策を速やかに実施すること
  • 市民の信頼を回復するため、議会の品位と秩序を最優先とする民主的かつ公正な議会運営を実現すること
  • 今回の議会運営により議会への信頼を失ったことついて、その原因を明らかにし、市民に対して説明責任を果たすこと
−の6項目について強く求めた。
 
 
■市民は怒り心頭
 
 田花さんは「議会は市民の負託を受けた議員が対等の立場で議論を尽くすところ。その運営は公平・中立でなければならない。今回の件は厳重に抗議し、明確な説明と反省を求めたい」。前田さんは「無茶苦茶すぎて、怒り心頭。(大西議員)1人が勝手にしゃべっていることに、誰一人として止めることができないのは残念。市議会は市の将来を議論する場所で、気骨のある議員がいないのなら定数を減らしてほしい。一市民としてこんな議会では恥ずかしい。議長、副議長ともに厳しくやってもらいたい」。松畑さんは「今回のような内容の発言は場外でやるべき。議会運営委員会などで抗議を受けたことについてしっかりと話し合ってほしい」とそれぞれ求めた。
 
 対して榎本副議長は「歴史ある新宮市議会に汚点を作ってしまったことは、議会を代表する議長団としても不甲斐なく反省している。OBの先輩方に声を上げてもらったことを重く受け止め、議長とも相談して真摯(しんし)に対応していきたい」と述べた。

      7月30日の記事

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