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町営住宅の条件緩和を 紀北町議会 5年度決算を審議

 紀北町議会決算特別委員会(近澤チヅル委員長)は12日、令和5年度決算の審議を始めた。2日間で一般会計、水道事業会計と国民健康保険、後期高齢者医療、介護サービス事業の各特別会計の決算を審議する。

 1日目は一般会計と、国保、後期高齢者健康医療、介護サービスの4会計を審議。議会事務局や老人ホーム赤羽寮、建設、総務、財政、企画、住民、福祉保健、生涯学習の各課の所管事項について質疑した。
 
 このうち建設課分では、町営住宅の活用状況、空室対策について質問があった。近澤委員長は「空き室対策は町民の意見を聞いてみてはどうか。若い単身世代を受け入れるなど、条件緩和も検討すべきでは」と提案。井土誠建設課長は「募集をかけているが、かなりの空室がある。入居者にアンケートはとっており、不便なところなどの把握に努めている」「条件は法律で定められているが、緩和できる分は緩和していければ。長寿命化計画の中で、今後の方針をコンサルタントと決めていきたい」と答えた。
 
 公園について「少なくなっているが子どもは宝。もっとしっかり管理してほしい。トイレもきれいとは言えない」と注文がついた。井土課長は「公園は数が多く、管理は年に1回から2回、草刈りなどは要望が出てから行っている状態。遊具は毎年1か所設置している」と答弁した。
 
 企画課分では、町営小松原住宅やパソコンの更新、公共交通について議論。岡村哲雄委員がパソコン購入費480万円の内訳の説明を求めると、上村毅企画課長は38台分の代金と説明。「パソコンは職員一人1台配備されており、8年程度をめどに、機種の状態を見ながら計画的に交換している」と更新状況を紹介した。
 
 町営小松原住宅は6戸のうち2戸が入居中で、1戸が移住体験用の部屋として活用している。部屋は劣化により補修の必要があり、募集を止めている状態だと説明があった。
 
 公共交通では、特に廃止代替バス河合線について、利用状況と運行委託料が見合っているか疑問視する意見があった。
 
 委員長を除く委員は次の皆さん。敬称略。
 
脇  昭博
宮地  忍
岡村 哲雄
太田 哲生
原  隆伸

 

      11月12日の記事

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