「ETCサービスは無効になりました。引き続きサービスをご利用いただきたい場合は、下記リンクより詳細をご確認ください」。先月からETC利用照会サービスをかたったフィッシングメールが届くようになった。
各種クレジット会社、大手通販会社など、ほぼ毎日のように届くが、幸い、いずれも持ったことがないカードや登録していないもの、すでに退会したものばかり。
利用していないので放っておいても実害はないが、いらぬメールがたまりにたまる。それを防ぐには受信拒否の設定などが必要で、被害者側に負担がかかるが、便利な道具を使う代償か。
フィッシング詐欺に関する事例情報、技術情報の収集と提供を行い、国内のフィッシング詐欺被害の抑制を目的として活動しているフィッシング対策協議会。そのホームページを見ると、緊急情報に報告を受けた事例がずらりと並び、自分が受け取っていないものも相当数に上る。
クレジット会社や通販会社などがアカウント情報やカード番号、暗証番号などをメールで問い合わせることはない。自分の情報はきちんと管理し、入力の誘いに安易にのらないこと。自己防衛でしか防げない。
(J)