先週末、あわや交通事故という場面に遭遇した。徒歩で会社近くのコンビニに行き、買い物を済ませて交差点で信号待ちをしていたときのこと、信号が青に変わり、隣にいた中学生ぐらいの女子生徒が自転車で横断し始めると、赤信号を無視して車が交差点に進入してきた。当方は思わず「危ない」と声を出し、とっさに女子生徒の自転車の前に手を伸ばした。間一髪に見えたが、車の運転手は何事もなかったかのように走り去っていった。
車の運転手は信号を見落としたのか、それとも「行ける」と判断して進入したのか。いずれにしても一歩間違えば大きな事故になっていただけに、憤りを感じる。
赤信号は「止まれ」だが、青信号は「進め」ではない。青信号になっても左右確認や周囲の交通の状況をよく見て安全に通行する必要がある。今回のケースで改めてその必要性を感じた。
新宮署の山田守孝署長は、交通事故は被害者も加害者も日常生活が一変するとして、一人一人の交通安全意識を高める必要性を指摘する。ルールやマナーを守らない人がいるから交通事故が起こるので、安全意識を高めるのは事故減少への最善策だ。
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