秋の全国交通安全運動が30日まで展開されている。例年は、毎日のように何かの関連行事を取材するが、今年は3密を避けるため、特に老人クラブなどを対象とした啓発事業がなくなっている。尾鷲中であった、自転車安全利用モデル校指定式も、校長と生徒代表によるものだった。
今回の交安運動の重点は、子どもをはじめとする歩行者の安全と自転車の安全利用の確保、高齢運転者等の安全運転の励行、夕暮れ時と夜間の交通事故防止と飲酒運転等の危険運転の防止の3項目。
無理に3項目にまとめなくてよいのではないかと思うが、事故が年々減る中で、これらの事項が課題になっている。特に夕暮れ時、夜間の事故防止については、反射材を利用する人が多くなったとは言え、車を運転していてヒヤリとすることがある。
19日付けの特集記事で、色による視認性の違いを取り上げた。白や黄色は見やすく、黒、紺、緑、赤などは見えにくい。ドライバーが気を付けることが大前提だが、歩行者も注意することで事故の危険性が小さくなる。服に白のラインが入っているだけでも視認性が上がる。ちょっとしたオシャレが交通安全につながる。
(M)