さまざまなスポーツイベントが中止や無観客での開催となるなか、国や埼玉県が自粛を要請していた屋内での格闘技イベントが開催され、6500人が来場したという。ネット上では集団感染への不安や開催への批判、判断やリスクを民間に委ねる政府の対応を問題視する意見など、さまざまな反応が上がっている。
最も感染拡大のリスクを高める環境として挙げられているのは
- 換気の悪い密閉空間
- 人が密集している
- 近距離での会話や発声が行われる
ーの条件が重なること。
主催者側はマスクの配布や消毒液の配置、入り口の開放による換気、入場時の検温、席数の削減などに加え、感染者が出た際に入場者を追跡できるよう、チケットの半券に住所や電話番号などの記載を義務付けるなどの対応を実施。参加者の声として「返金がないから」「自己責任で」などと紹介されている。それぞれ思いがあるだろうが、やはり不安はぬぐえない。
陽性反応が出ているにもかかわらず飲食店に出かけたり、発熱後にツアーに参加したりと、考えられない行動をとる人もいる。自制心を持った行動を心掛けないと、それこそ何もかもが禁止になりかねない。
(J)