新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、国難とも呼ばれる渦中にある。そんな中、全国健康保険協会（会社によっては、健康保険組合）が例年３月（４月納付分）から変更している。健康保険料率と介護保険料率の２０２０年度の保険料率が公開された。

　サラリーマンや週の労働時間が一定時間以上のパートの人などは「社会保険」に加入している。今一度、交付されている保険証で確認してみよう。

 

　京都府と兵庫県を除く各都道府県で引き上げ、引き下げが予定されている。三重県では９.９０％から９.７７％へ引き下げ、和歌山県でも１０.１５％から１０.１４％に引き下げられている。残念ながら介護保険料率は全国一律で１.７３％から１.７９％に引き上げられる。

 

　今後の保険料率については、平均保険料率１０.０％を当面は維持できる見通しとしているが、医療費の伸びが賃金の伸びを上回る状況が続いているため保険料率の上昇を避けるためにはさらなる医療費の抑制が必要不可欠としている。

 

　健康は利益として、不健康は不利益として自身に返ってくる。

 

【茂】