太地小の４年生が先日、２泊３日の日程で姉妹都市提携を結ぶ長野県白馬村を訪問し、現地で白馬北小児童と交流した。今冬は全国各地で雪不足と言われていたが、長野県北部の豪雪地帯にあっては一面が銀世界。太地の子どもらはめったに見ることのない雪景色を存分に楽しんだ。

　太地町と白馬村は昭和５９年に姉妹都市提携を結び、翌６０年から両校の交流が始まった。冬に白馬で雪遊び、夏は太地で磯遊びと、互いの地域色を生かした交流を３５年続け、友情を育んでいる。

　本紙２４日付紙面で太地小児童が現地で歓迎を受けている様子を報じた。これは弊社と親交のある長野県大町市の大糸タイムス社から提供を受けた。姉妹都市が縁で児童が交流するのにならい、地元新聞社同士も記事の相互配信を続けている。

　太地町の場合、町内の小学校が１校のため対象学年の児童が全員参加できる。また、３５年も続けば、親子で白馬村を訪問したというケースもある。太地町の教育の大きな特徴と言える。今後、児童数の減少が予想されるが、この交流は４０年、５０年と続けてほしい。

【Ｆ】