昨年のユーキャン新語・流行語大賞に選ばれた「ONE TEAM(ワンチーム)」。初のベスト8進出で日本中を沸かせた、ラグビーワールドカップでの日本代表チームのスローガン。試合に出た選手も控え選手も、監督やコーチ、チームスタッフなど関わる人全てがひとつになって目標を成し遂げることができたことは、国民に大きな感動を与えた。
この「ワンチーム」という言葉が年頭からいろいろな場面で聞かれる。自分が取材した紀宝町消防出初め式の式典では、「職員・団員がワンチームとなって住民の安心安全を守る」。新宮商工会議所の新春年賀会では、「ワンチームとなって発展を目指す」といったように。一丸を表す言葉で、今年一年は大いに引用されるだろう。
ワンチームになるためには、個の力だけではだめだ。逆に個の力が劣っていても、結束すれば普段もつ力以上のものが発揮できる。体格で劣る日本チームが躍進できたことがそれを証明している。
この地域も観光などの分野では行政の枠を超えワンチームを目指してほしい。地域全体の浮上につながると思う。
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