田辺市本宮町の「世界遺産熊野本宮館」で2月9日(日)、シンポジウム「熊野の光 未来への再生−山岳信仰の聖地熊野本宮−」が開かれる。作家の荒俣宏さんの記念講演やパネルディスカッションなどが行われる。午後0時30分開場、同1時開演。参加費は無料だが、事前申し込みが必要(先着順150人)。12月20日(金)午前9時から電話で受け付け開始する。
紀伊山地の霊場と参詣道の世界遺産登録20周年と、熊野本宮館の開館15周年を記念して開催。熊野本宮の祈りの宗教文化の歴史と魅力をひもとき、そこにある再生・共生の理念や未来のあり方を探る。田辺市、国際熊野学会主催、熊野歴史研究会共催。
第1部は、熊野本宮館名誉館長でもある荒俣さんが「未来に伝えたい聖地熊野の魅力」をテーマに講演。慶應義塾大学の鈴木正崇名誉教授が「修験と熊野」をテーマに基調講演する。
第2部では、語り部の会の谷口佳子さんによる「熊野観心十界曼荼羅」絵解き実演に続いて、明治大学の金山秋男名誉教授、熊野本宮大社の鬼九家隆宮司、田辺市熊野ツーリズムビューローの多田稔子会長、田辺市の真砂充敏市長がパネリストとなり、「聖地熊野を語る」と題してパネルディスカッションする。国際熊野学会の山本殖生代表委員がコーディネーター、鈴木名誉教授がコメンテーターを務める。
申し込みは、熊野本宮館(電話0735-42-0751)。